炊飯器の選び方

炊飯器は最も壊れにくい家電商品の一つであり、一度購入すれば何年も活用できます。

お米を炊けば日々の節約にもなりますし、健康的に炭水化物を摂取するためにも、日本人なら炊飯器は絶対に外せない必需品です。

かといってただ高いものを購入すれば良いというわけではありません。いくつかのお勧めポイントがあるので、この記事が炊飯器を選ぶ上で参考になれば幸いです。

実は炊き方には2種類ある

器に指定量の水を注ぎ加熱するという点で全ての炊飯器は同じなのですが、実は「加熱の方法」には2種類あるのです。1つはマイコン炊飯器、もう一方はIH炊飯器です。

マイコン炊飯器の特徴(3000~8000円)

マイコン炊飯器はシーズヒーター(電気ヒーター)で内釜の底を加熱して、マイコンで加熱制御する炊飯する方式です。ですから、本来はシーズヒーター炊飯器とでも呼ぶのが正しいのですが、マイコン制御が初登場した時の商品名がそのままこの方式の通称になりました。

マイコン炊飯器は構造が単純でお手入れも楽で、故障が少なく電気代も安く、しかも安価な炊飯器です。世界で最も売れている炊飯器です。

反面、IH方式などと比べると熱量が低く、内釜の底しか加熱しませんから、3合以上炊くような場合は炊きムラが出やすくなります。また、保温機能は全般的に低性能ですから、保温を多用されるご家庭には不向きです。

現在では、IH炊飯器の低価格化から主に3合炊きが主力になって来ました。これは少量炊飯の場合は大きな火力は必要ありませんから、マイコン炊飯器でも充分に美味しく炊ける事に由来します。実際に2合炊き程度なら、高価なプレミア炊飯器と炊き上がりは大して違いません。そう言った点から、少人数のご家庭にお勧めの炊飯器です。

IH炊飯器の特徴(8000円~)

IH炊飯器は底部に設置したIHコイルにより電磁波を発生させ、その電磁波で内釜の底自体を発熱させ炊飯する方式です。加熱制御はマイコンで行ってます。原理としてはIHクッキングヒーターと全く同じで、発熱するのがフライパンか内釜かの違いだけです。

IH炊飯器はマイコン炊飯器より熱効率が良く、強い火力で炊飯出来ます。また、中級以上のモデルは底面以外に側面にもIHコイルを設置する事で側面からも加熱出来ます。このお陰でマイコン炊飯器より炊きムラが少なくなっています。

また、IH方式は細かい温度調節が出来るため保温能力が大きく上がっています。さらに圧力IH方式と違い炊く物を選びません。五穀米だろうが玄米混じりの白米だろうが、何でも炊き上げてしまいます。

反面、マイコン炊飯器に比べると電気代がかかります。また、IH方式は電磁波を発生しますから炊飯時は離れる必要があります。

全体的に見て3人以上のご家庭、もしくは3合以上炊飯するご家庭はマイコン炊飯器よりIH炊飯器をお選びになると良いでしょう。また、保温を使われるご家庭や雑穀米がメインのご家庭も同様です。

味の傾向としては硬めでシャリ感が強いご飯が炊けます。圧力IH炊飯器(一般に15000円~)との違いは炊き上がりの食感だけですから、腰のある硬めのご飯がお好きな方はこちらを選ばれると良いでしょう。

意外と重要な炊けた時の音

これは個人的な注意点なのですが、炊けた時の音が聞こえない炊飯器があるのですが、それは意外と一人暮らしをしていて不便に感じることが多いです。

やはり炊けた時にキチンと知らせてくれるものを選んだほうが良いと思います。

お勧めメーカー&炊飯器

家電量販店で働いていた身としては、やはりオススメは断然象印です。炊飯器に関してはブランドも信頼性も1番だと思います。

また、性能としては3号以上+IH式は外せません。以下に2つオススメを紹介します。

象印 炊飯器 IH式 5.5合ブラウン NP-VD10-TA

象印 炊飯器 IH式 5.5合ブラウン NP-VD10-TA

象印のブランドでIHでなおかつ5.5号も炊けて30000円はお得です。AMAZONで14000円台は本当に安すぎます。炊き上がりも申し分ありませんし、10年以上は問題なく活用できます。

5.5合炊けるため、忙しい時に多めに炊いて冷凍保存するのも楽ですし、いずれ一人暮らしをやめて家族と住んだりする事になった時も、5合以上炊けると非常に心強いです。

一人暮らし用としてはもちろん申し分ないスペックですし、1番のオススメ商品です。


象印 炊飯器 圧力IH式 5.5合 ステンレスブラウン NP-NY10-XJ

象印 炊飯器 圧力IH式 5.5合 ステンレスブラウン NP-NY10-XJ

上で紹介したものの「圧力IH」バージョンです。AMAZONではこちらの方が人気みたいですね笑

圧力IHの分、やはりコチラの方がハイスペックなのですが、値段が60000円とやたら高いのが玉にきずです。

完全に家族向けのスペックなのですが、お金に余裕があるようであればこの商品はかなりオススメです。上記商品かコチラかのどちらかにすれば、数年後、数十年後も後悔しない選択になります

※2015年12月現在、Amazonにて40000OFFのなんと20000円で出品されているようです。

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