敷金・礼金について

ここからはお金の話が続きますが、不動産屋に行った時に「敷金・礼金0円」という表示や、物件検索で「敷金2ヶ月・礼金1ヶ月」という表記を見る事になります。2ヶ月というのは家賃2ヶ月分の料金という事になります。したがって、家賃50000の物件で敷金2ヶ月・礼金1ヶ月の場合、敷金礼金で計150000円を契約時に支払うという計算になります。

算出方法はこの通りとても簡単なのですが、ではそもそもこのお金は一体なぜ存在するのか、そして返金される可能性はあるのかについて説明を加えていきます。


敷金とは

敷金とは、いわば大家さんにとっての保険です。その金額も大家さんが設定し不動産屋に通達します。ではどういう時に大家さんが敷金を使用するかというと、主に「退去後の清掃・修復費用」です。

例えばある住人が部屋で2年間タバコを吸い退去したとします。そうすると壁や床には黄色いシミができますが、当然そのままでは次の入居者も契約しにくいですし、したがって大家さんの収入も減ってしまいます。そこで、部屋をリフォームするために、あらかじめ入居者から受け取った敷金を使うのです。

部屋の清掃以外にも、電気の取り換え等の付属品の入れ替えなどにも使用されます。

したがって、部屋を非常に綺麗に使用する事によって、「敷金は回収する事が可能」です。全額は難しいにしろ、8割返ってくる事もありますので、是非部屋は綺麗に使いましょう!


礼金とは

礼金とは、文字通り「お礼のお金」です。大家さんに、この物件を貸してくれてありがとうという気持ちを表す現金になります。

したがって、基本的には返金はありませんし、返金を期待するべきお金ではありません。

大体の相場は家賃1ヶ月分で、場所によっては50000円などと具体的金額が指定されている場合もあります。

また、礼金が0円の物件なども多いです。いずれにせよ、礼金はお礼を表すお金で、基本的には返ってこないものと認識しましょう!


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