厳密に言えば一人暮らしにはなりませんが、「ルームシェア」という形態の暮らし方もあります。
ルームシェアと同居は基本的には同じですが、一般に同居と言った言葉は全ての部屋を共用で使う生活スタイルを指します。
一方でルームシェアとは、例えば3LDKの部屋がある場合、3部屋+LDK(リビングダイニングキッチン)という間取りであるため、そのうちの2部屋をそれぞれの固有の部屋として占有し、残りの1部屋+LDKを共有するという暮らし方が殆どです。
それほどの違いはありませんし、ルームシェアも同居の中に含まれるためあまり固執する必要はないですが、一般的にルームシェアはここの部屋が存在すると考えてよいでしょう。
ルームシェアのメリットは沢山あります。まず常に「話し相手」がいること。これは精神衛生上非常に有利な状況です。また、緊急の場合にも対応してもらえますし、キッチンやトイレは基本的に共用なので、掃除分担等をして家事の負担を半減させることができます。
当然家賃も半額ずつの負担になりますので、貯金もたまりやすいですし、自分に合う人にめぐり合えればメリットばかりあります。
逆にデメリットにはどんなものがあるでしょうか。
一番のデメリットはやはり「相手との相性が悪い可能性がある」ことです。もし相手とウマが合わなければ日常の会話も無くなってしまい、互いに息苦しい生活になってしまいます。さらに、金銭的にはもちろん良いこと尽くしなのですが、自分の自由に使えるスペースは一人暮らしに比較してかなり少なくなってしまいます。
統計的に、7割の人は難なくルームシェアを継続できるのですが、残りの3割の人はなんらかの理由で1年以内にルームシェアを解消してしまいます。
気心が知れた友達とルームシェアをしてもうまくいくとは限らないのが人と人の難しいところです。
是非メリット・デメリットを把握した上でルームシェアについて熟慮してください。